建設・クレーン工事現場などの用語集

構造形式のひとつ。長方形に組まれた骨組の節点が剛接合されて一体となったもの。「剛節架構（ごうせつかこう）」ともいう。

梁や柱などの各部材における接合部が剛に接合された構造物。外力に対して曲げモーメント、せん断力、圧縮軸力、引張り軸力で抵抗する。RC構造物が代表的なもの。

鉄筋コンクリート造の建物の骨組みなどに使われる鉄筋のひとつ。柱の主筋周囲をら旋状に巻いた肋筋(あばらきん)で、柱の圧縮強度を増大させ、せん断補強に有効である。最小径は6mm、ピッチは10cm前後。「スパイラル筋」ともいう。

はしご、またははしごの形に似たもの。

レンチの一種。回転方向が一方向に制限され、逆回転させると空回りするラチェット機構が組込まれているため、把手の往復運動でナットを素早く締め付けたり緩めたりすることができる。

山形鋼や帯板（おびいた）などの鋼材を用いて組み立てられた梁杭において、ウェブ材が斜め、あるいはジグザグ状に挿入されたもの。上下の主材とラチスとで三角形を構成し、せん断力変形を減少させるとともに大きな曲げ耐力を期待する。

ニトロセルロースを主原料とする揮発性塗料。乾燥時間が早く短時間で固く艶（つや）のある塗膜ができる。顔料の入ったラッカーエナメルと顔料の入らない透明なクリヤラッカーがある。

セルロ一ス誘導体を塗膜形成要素とする、自然乾燥で塗膜を形成する揮発乾燥性の液状塗料。金属面や木材面の有色不透明な塗装に適している。ラッカーに顔料を練り合わせて作る。「エナメルラッカー」「LE」ともいう。JIS K 5331。

ラッカー系塗料の希釈・溶解に用いる透明・揮発性の液体。硝酸セルロ一ス樹脂の溶剤と希釈剤を混合して作る。きわめて引火性が強い。JIS K 5538。

→セラックニス

立体的に並べた幾層ものラック（棚）に物品を並べ収納しておく倉庫。コンピューターによる出入庫管理に適しており、「自動倉庫」と呼ばれ無人化が進んでいる。

→セラックニス

軽量の扉につける締まり金具である鍵の一種で、空締めボルトの付いた簡単な留め金物。鍵はかからず戸の両側から開けられる。

空締めボルトのこと。ドアなどの錠を構成する部品のひとつで、スプリングで錠前から突き出すようにしボルトを受け座の穴に押し込み、扉が閉まるようにした構造のもの。錠を用いず、握り玉を回転させるだけで開くため防犯用の扉とはならない。→箱錠（はこじょう）

→ラフテレ一ンクレ一ン

移動式油圧クレ一ンの一種。揚重装置と走行用の運転席が同一のため、車両の全長が短く回転半径が小さい。「ラフタークレ一ン」ともいう。

(1)鋼材に含まれる硫黄その他の不純物部分が熱応力を受けて開裂する現象で、圧延鋼材の欠陥の一種。

(2)耐火れんがの成形時に生じる組織的方向性による欠陥のこと。

金属薄板、フィルム、紙などを張り合わせて層を作ること、あるいは材料を薄い板にすること。

ガソリンエンジンの爆発反力を利用した上下動の衝撃と落下時の自重によって、土・砂利・割栗石などを締め固める手持ちの機械。

ウィンチのドラムに巻かれたワイヤーが、巻き順がずれたり弛んだりしてきれいに巻かれていない状態をいう。操作上危険であり、作業に支障をきたす原因ともなる。