建設・クレーン工事現場などの用語集

鋼材にドリルなどであけられたボルト穴（孔）の径を広げたり、形状を整得たりする際に用いる刃のついた錐状の道具。3枚刃や5枚刃のものなどがあり、電動式と圧さく空気式とがある。「穴さらい器」ともいう。

物事を成し遂げることのできる力。知識と技能を適用するための実証された能力のこと。

三角錐あるいは四角錐を連続的に組合せた立体的、三次元的に構成されたトラス。すべての節点はどの方向にも移動が拘束され、部材の座屈が生じにくい。大スパン構造などに用いられる。

木造建築における建築祭事のひとつ。基礎工事の完了後、大黒柱のような主要な柱を建てるときに行われた祓(はら)い清めの儀式。鉄骨造の場合にも最初の柱を建てるときに行われることがある。

ワイヤーロープを張りわたす際の緩みのこと。

軽量形鋼のひとつ。局部座屈を防止するためのリブを端部に取り付けた、断面が「C」に近い形状をした溝型鋼。

建物の正面や側面などを平行投影した図面。建物全体の外観を4面に分けて描き、各面の向いている方位の名称を付ける（例えば北立面図）。1/100〜1/200の縮尺のものが多く、「エレベーション」ともいう。

板などの平面的な材や薄肉部を補強するため、その面と直角に取り付ける部材・部品。肋骨（ろっこつ）の意から転じたもの。

(1)資材などを上下方向へ運搬する機械装置。通常建設用リフトのことをいう。

(2)→ダムウェーター

屋根やブリッジなどの構造物を安全な地上で組み立てた後、ジャッキで所定の位置に引き上げて固定させる工法。所定の位置での組立てでは大掛かりな仮設と危険作業がともなう場合などに採用される。

地上で打設したスラブまたはプレキャストコンクリートスラブをジャッキで吊り上げ、各階の所定の位置に固定する工法。工期短縮、仮設資材の節減、安全性の向上などが図れる。

薄鋼板を加工してつくられた、10cm程度の間隔で山形のリブが入ったメタルラス。JTS A 5505。

工事現場などで用いられる照明用の投光器。

外壁の砂壁状吹付け材の塗替え用に開発された、塗膜が厚く耐ひび割れ性・耐侯性に優れたアクリルエマルジョン系塗料。塗布は刷毛(はけ) またはローラーで行う。

頭部とねじ部のない胴部からなる鋼材を接合する鋲（びょう）のこと。穴を開けた部材にリベットを入れ、頭を押さえてもう一方の端部を専用工具でたたきつぶし、反対側の頭をつくる。リベットの取付け作業を「かしめ」または「リベット打ち」という。

一定の限度を越えたら自動的にスイッチが切れる安全装置。クレ一ンの過巻き防止装置などがそれに当たる。

塗膜をはがすときに用いる剥離剤。液状と糊（のり）状の2種がある。

リモートコントロールスイッチの略。遠隔制御に使用される電磁リレ一を使用したスイッチ。電灯の点滅などに使われる。

2個のこと。あるいは「交互に」の意味。

ものをそのまま再使用する、あるいは洗浄や修理によって機能を復活させて再利用するという環境用語。循環型社会の形成のためにはリユースの流れを構築することが望まれる。