建設・クレーン工事現場などの用語集

(1)溶接痕に発生する帯状の盛り上がりのこと。

(2)サッシュのガラス溝にはめ込んでガラスを固定するクッション材。ゴム製、塩化ビニル製などがあり、「グレイジングビード」ともいう。→グレイジングガスケット

都市部において、冷房設備の排出熱や車の排気ガスの影響で、周辺の地域よりも気温が高くなること、またはその現象。

解体することなく建物の位置を変えるため、コロなどを用いて現状のまま建物を水平移動する作業、またはその作業を専門とする職人。

2本以上の溝またはレールにそって2枚以上の建具を左右に開閉する方式のこと。「二本引き」ともいう。2枚引き違いのほか、建具枚数や溝の数を増やした3枚引き違い、4枚引き違いなどもある。

小ねじ。ナットと組み合わせて金属接合などに用いる。

(1)鉄骨建方などで、正方形であるべきものの直角が出ていなかったり、垂直であるべきものが傾斜している部分を修正すること。「ゆがみ直し」「建入れ直し」ともいう。

(2)溶接の熱で変形が生じた母材のゆがみを取り除くこと。「ひずみ取り」ともいう。

(1)コールタールや石油、木タールなどを蒸留した後に残る黒色の物質。「タールピッチ」「石油ピッチ」「ロジンピッチ」などと呼ばれ、防水・舗装・電気絶縁材などに用いられる。

(2)等間隔に同形のものが配置される場合のその間隔をいう。歯車、ねじ山、コイルばねの線の間隔などのほか、根太（ねだ）や垂木（たるき）の間隔など。

孔状に深く腐食していく状態のこと。「孔食」あるいは「点食」ともいう。

(1)穿孔（せんこう）機の先端に取り付ける刃。ロッドの先端に取り付けて掘削、せん孔を行うもので、回転式と衝撃式のものがある。

(2)さく岩機ののみ先。その形状により、一文字、十文字、大文字、星形、菊形、Z形などの種類がある。

(1)周囲より一段下がった部分。穴，溝などのこと。例えば「オ一ケストラピット」「配管ピット」など。

(2)溶接欠陥の一種で，表面に生じた小さな気孔のこと。

レバーブロックの商品名。レバーで操作を行えるよう改良したチェーンブロック（揚重装置）。ワイヤーロープの締め上げにも利用される。〔製造：ヒッパラ一〕

部材に外力が働き、互いに引き合う方向に作用したときの内力を、単位面積当たりで表したもの。

引張応力を負担させるため、曲げ応力を受ける鉄筋コンクリート部材の引張り側に配置した鉄筋のこと。「引張り筋」ともいう。→圧縮鉄筋

鉄筋コンクリート部材の断面で、コンクリートの有効断面積において引張り鉄筋の断面積が占める割合のこと。

→鋼製枠組足場

→一本足場

放射線による透過検査，超音波検査，軽い打撃を加える方法，試薬を用いて、構造体や材料の形状・寸法などに変化を与えずに、その材料の強度・性状などを調べる試験方法。

ひび割れ防止のために、鉄筋コンクリートの壁開口部周囲（隅角部等）に配置する補強筋の総称。

材料の表面を他の材料で覆うこと。保温・保冷・耐火などの目的で行われる。

被覆材を塗布してある溶接棒を使用したアーク溶接。被覆材は塩基性（低水素系）と酸性（非低水素系）に分けられ、溶接時に溶融金属を大気から保護する目的をもつ。

分子内に親水基と親油基を持つ物質の総称で、液体に添加したときにその表面張力を著しくしく低下させるような物質。建築・土木においてはコンクリートのワーカビリティを良くするための混和剤として用いるAE剤、減水剤、AE減水剤などをいう。「界面活性剤」ともいう。

規格に無いサイズのH型鋼で、鉄板を溶接でH形断面に組み立てた鋼材。主に大型建築物の柱や梁材に使用される。→ロールH

小さな力が繰り返しかかることによって、微細な亀裂が徐々に進展し、ついに破壊にいたる現象。

コンクリート用の砂利・砂などの骨材を集積する集積貯蔵用の設備をいう。

骨組などにおける部材の節点または支点のこと。自由に回転できるが、鉛直および水平方向の移動は拘束されているためできない。→剛（ごう）接合

品質検査の実施、品質不良の発生予防、品質不良に対する適切な処置や再発防止に関する一連の活動のこと。品質とは広義に「物の質」のみにあらず、仕事やサービスの質も含む。 JIS Q 9001:2000（ISO 9001:2000)では「品質要求事項を満たすことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」と定義している。略して「QC」。

コンクリートの品質の基準として定める強度のこと。設計基準強度と耐久設計基準強度を確保することを目的とする。

接合にピンを用いたもの。→ピン

特殊高張力ボルトの一種。必要な締め付けトルクが得られると、ボルト先端のノッチ（破断溝）が破断するボルトの総称。また、この破断するボルト端部のこと。

針で開けた程度のごく小さい穴のこと。塗膜、衛生陶器、タイルなどの表面に生じた小穴の総称であり欠陥のひとつ。塗装工事において、水分や空気の混入によって塗膜に生じる小穴ははく離の原因となる。