建設・クレーン工事現場などの用語集

吊り金具と吊りフックをチェーンで結んだチェ一ン式の吊り治具。欧米での普及率は高いが、日本ではワイヤースリングが主流をなしている。

滑車と鎖を組み合わせ、人力による揚重力を増幅する道具。梁や三又に吊り下げて用いる。

必要な点検・確認項目などを羅列し、漏れなく・簡便にデータを収集し、整理できるよう定型化された調査表。QC7つ道具の一つ。

千鳥が連なって飛んでいるように見えるジグザグ形のことを指す。2列の配筋を所定のピッチの半ピッチ毎にずらしたダブル配筋を千烏配置という。

空調用ダクトの中間に挿入される、ダクトより断面積の大きな箱状の簡単な装置のこと。空調気流の混合や分岐・方向転換、騒音防止などが目的。内部を消音材で内張りすると消音チャンバー等になる。

空気中の二酸化炭素によってコンクリートがアルカリ性を失い中性に近くなっていく現象。コンクリート部材中の鉄筋がさび、膨張してコンクリートにひび割れが発生する。

材料にねずみ鋳鉄を使用した管のこと。銅管に比べてさびにくく腐食に強いため水道管、排水管、ガス管などに使用されたが、より優れた特性を有するダクタイル鋳鉄管が普及したことから現在では製造されていない。

モルタルやコンクリー卜に発生したひび割れ、タイルやモルタルに生じた浮きやはく離に、混和材入りのセメントペーストや樹脂などを注入する補修方法。

元請が下請に提出する工事の施工、資材納入などを依頼する書類。下請は請書を提出して契約の締結が完了する。

→受注生産

フラットスラブにおける柱を含んだ帯状の範囲で、他の部分よりも大きな曲げモーメントを受ける範囲をいい、他の部分を「柱間帯」という。

屋根荷重のような固定荷重、家具などの積載荷重、多雪区域における積雪荷重などの常時荷重（長期荷重）によって構造体の内部に生ずる応力。

固定荷重・積載荷重を合わせた、構造物に長期間にわたり作用する荷重。→短期荷重

一般的に、材齢が28日(4週)以上経過したコンクリートの強度。短期強度に比べ強度の増進はあまりない。→初期強度

コンクリートを構成するセメント・骨材・水および混和剤の割合。「配合」ともいう。

コンクリートの調合を決める際に目標とする（圧縮）強度のこと。標準養生の供試体の強度で表し、調合（配合設計）は生コン1m³当たりの材料使用量(kg/m³)で表される。水セメント比、細骨材比、単位水量、単位セメン卜量、単位細骨材量、単位粗骨材量、単位AE剤量、空気量を表記する。

→RC超高層住宅

一般的には高さ100mを超える高層建築物をいう場合が多く、特に明確な定義はない。1968年竣工の霞が関ビル（地上31階 113m）がその第1号といわれている。住宅用はRCが、造事務所ビルは鉄骨造が多い。

電灯の光量を調整して明るさを加減する装置。劇場やステージの舞台用および客席用としておもに設置される。

コンクリート打設に使用する円錐形の縦樋。ホッパーで受けたコンコンクリートを打設場所まで導く。地下のコンクリート打設において、生コン車からコンクリートを直に打設する際に使われる。

切断することなく長すぎるロープを短くする方法の一つ。ロープ途中に蝶結びを作って縮める。

(1)石工事または採石場の現場。「石丁場」ともいう。

(2)建築工事における営業領域?縄張りのこと。「野丁場（のちょうば）」「町丁場（町場）」「出合い丁場」などと使う。

建具金物・家具金物の一種。扉、引戸、窓等の開閉の軸となる金物。

外壁の劣化現象のひとつ。塗装やシーリング材の表面がチョ―ク状の粉をふいたようになること。「白亜化」ともいう。

→固定クランプ

常に一定の方向に、大きさも変わらずに流れる電流。乾電池、蓄電池、太陽電池、バッテリー等。「DC」と表記される。

水平墨出し用の計測器（レベル）のひとつ。50cmの近距離まで視準できる、耐水構造で内部が曇らない、暗い場所でも気泡像がはっきり見えるように照明が内蔵されているなどの特徴がある。