建設・クレーン工事現場で使われている専門用語用語をまとめました。
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建物の壁に配管用の穴を開けたり、コンクリート構造物などから強度試験用の供試体を抜き取るために使用するドリル。モーターや工ンジン、油圧などによって刃先にダイヤモンドを埋め込んだビットを回転させる。コアビットは直径50〜150mm、小型で携帯用のものから車に装置するものまである。
詳しく見る建築現場や土木現場などで行われる穴あけ作業。ダイヤモンドを埋め込んだ歯を回転させることで円筒状に切り進む。壁や床、擁壁、土間、基礎コンクリートアスファルト等に施工できる。騒音レベルが低く、振動が少なく、粉塵等が少ないなどのメリットがある。穴あけ作業前にレントゲン等を撮影し、構造体を傷めないよう事前確認が必要。
詳しく見る火山のマグマが急冷されて出来た軽量石材。伊豆の天城山、伊豆七島の新島・式根島・神津島で採れる軽石。のこなどで容易に切断できる。軽量で耐火性および保温性があるため、保温材・防音材、外壁ブロックまたは板状の仕上材などに使用される。
詳しく見る鋼材による円形の管(鋼管)を用いた杭。鋼帯または鋼板をアーク溶接や電気抵抗溶接して製造する。土木・建築などの構造物の基礎杭として使用。単管長さは通常6m以上で、外径は318.5〜2,000mmまで数種類ある。
詳しく見る鋼材でつくられた杭の総称。鋼管を用いた鋼管杭とH形鋼を用いるH形鋼杭に大別される。運搬・打込みが容易、溶接により長い杭が可能、上部構造との結合が容易などの長所があるが、耐食性の面で難がある。
詳しく見るビル建築にあたっての耐震構造のひとつ。RC造、SRC造のように建物全体を剛に構成し、大きな地震に抵抗させる構造。梁と柱は剛接合方式をとり、耐震壁を可能な限り有効に設け、外力に対し変形しにくくした構造。→柔構造
詳しく見る一般に工作物の範囲は広く、建築物も含まれる。労力を加え、土地に接着して製作または築造された設備のことをいう。建築基準法では、確認手続き・検査・構造耐力・用途規制などに関する規定を準用して、建築物以外の一定の工作物について規制をしている。煙突や広告塔、高架水槽、エレベーター、ウォーターシュート・ジェットコースター等の高架遊戯施設などがこれに当たる。→建築物
詳しく見る施工者により、工事が設計図書通り、契約工期内に完成できるように、作業の進捗、資材、予算、工程、安全などの面からの監督指導を行う業務の総称。俗に「たけかん」と称し、工事監理との区別を明確にする。
詳しく見る工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認する者。建築工事を行う場合、建築主は建築士法第3条から第3条の3に規定する建築士である工事監理者を定めなければならない。建築基準法第5条の4第4項。
詳しく見る確認申請を行った建築物の建築において、工事完了届を受理した場合に該当建築物および敷地が法律並びに命令などに適合しているか、建築主事などが確認する検査。適合していると認められれば検査済証が交付される。
詳しく見る棒状バイブレーターの一種でコンクリート打設時に使用する。周波数変換器(コンバーター)と高周波誘導電源を内蔵した振動筒から構成される。棒状バイブレータ一と動力源をフレキシブルシャフトで結んだ形式のものとは区別される。
詳しく見る高所での作業を安全かつ迅速に行うため、その機構を有した特殊車両の総称。作業者は走行装置に固定された作業装置を構成する作業床の上に乗って作業を行う。自走式リフト、電動リフトなどがある。
詳しく見る建築物(鉄部、木部など)および鋼構造物の中塗りや上塗りに用いられる塗料。着色顔料・体質顔料などを、おもに長油性フタル酸樹脂ワニスで練り混ぜてつくった自然乾燥性の塗料。JISK5516。
詳しく見る床に敷いたデッキプレ一トやプレキャストコンクリート(PC)版の上にコンクリートを打設し、構造体を構成するスラブ。デッキプレートの表面に凹凸を付けたり、PC版にトラスに組んだスラブ筋を半埋込みにするなどの工夫がなされる。
詳しく見るアラミド繊維やビニロン繊維などの強度・弾性率の高い合成繊維で補強されたコンクリート。短く切断した繊維をセメントモルタルに混入し、プレキャストコンクリートとして使用される。「PFRC」ともいう。→アラミド繊維補強コンクリート
詳しく見る通常「パイプ足場」と称し、鋼管パイプをクランプなどの接続部品と組み合わせて組み立てられた足場のこと。鉄筋を組み立てる際の足場などに使われる。「単管足場」「鋼管足場」ともいう。→鋼製枠組足場
詳しく見る油性の不透明塗料で、金属や木部に用いる。塗膜形成にフェノール樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、酢酸樹脂、塩化ビニール樹脂、工ポキシ樹脂、アクリル樹脂等、さらに合成樹脂エマルジョンが用いられる。
詳しく見る2つ以上の部材を組み合わせて、一体で働くように組み立てて作られた梁のこと。組立梁と同じ。I型梁、ラチス梁、ボックスビームなど多くの種類がある。合成梁に対応する言葉が「単一梁」で、H形鋼や□形鋼による梁材がある。
詳しく見る建物の各階の耐震性能を均質化するための指標。剛性率が1より大きい階は建物全体からみて変形しにくい階であることを表す。各階の耐震性能に偏りがあると、地震力を受けたとき剛性の小さな階に変形が集中するため、新耐震設計法では剛性率を設定しバランスの取れた建物構成を規定している。→新耐震設計法
詳しく見る構造物の部材と部材の接合部分が堅固に一体となるような接合方法で、垂直反力・水平反力・曲げモーメントが生ずる。鉄筋コンクリートおよび鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁と柱を剛接合する構造形式を「ラ一メン構造」という。→ピン、ローラー接合
詳しく見る伸びおよび靭(じん)性を増大させ、コンクリートのひび割れ防止のために用いる鋼製の繊維。長さは20〜40mm程度、断面積は0.1〜0.4mm2、断面が丸もしくは矩形のものが多い。「スチールファイバー」ともいう。
詳しく見る荷重(自重、積載荷重、積雪荷重、水圧など)と外力(風圧力、地震力など)が建築物に加わったとき、建築物の構造躯体には、引張り、圧縮、曲げ、剪断(せんだん)などの応力が発生する。その応力に対して建築物の各構造部分および全体が抵抗する耐力のことをいう。
詳しく見る建築構造物・土木構造物などが地震や風圧、雪圧あるいは自重や積載荷重などに対して安全な建築物をつくるため、構造物にどのような応力が発生するのかを計算すること。建築基準法施行令第81〜99条に構造計算上の種々の条件が規定されている。
詳しく見るシールの接着力のみでガラスの受けた風圧をサッシュに伝える場合に用いられる特殊なシールをいう。SSG構法における負の風圧に対応して開発されたシール。「ストラクチャーシール」ともいう。→SSG構法
詳しく見る梁や柱などの構造に関する部分だけについて作成された図面。基礎伏図、床伏図、軸組図、小屋伏図などの一般図や各種構造断面リスト、矩計(かなばかり)図、詳細図などがある。
詳しく見る鉄筋コンクリート造の建物全体の構造バランスを保つため、大きな地震が発生した際に応力が集中を避けるため、壁板と柱の間や壁板自体の垂直方向に設ける切欠き(目地)のこと。「構造スリット」ともいう。
詳しく見る着工から完成までの期間(工期)内で、各工事の順序関係や作業速度を総合的に計画し、それを達成するための管理を行うこと。適切な工程管理によって、建物の品質の確保、工期の短縮、建築工事費の節減などが図られる。品質管理においては「工程の結果を左右する要因の集まりを処置の対象とした機能であって、工程で品質をつくり込む予防の原則にのっとった活動」をいう。
詳しく見る製造過程における品質管理の要素は、人(man)、機械(machine)、材料(material)、方法(method)から構成されるプロセスのことである。この工程の頭文字をとって4Mという。
詳しく見る施工順序を工事ごとに時系列的に示した図。工事全体を示す総合工程表、対象期間を月単位とした月間工程表、週単位とした週間工程表などに分けられ、表現方法によってバーチャート、ネットワーク工程表などがある。品質管理(QC)で使用される「QC工程表」とは区別される。
詳しく見る「摩擦接合用高力六角ボルト」のこと。「ハイテンションボルト」「HTB」ともいい、鉄骨構造物の接合に用いられる引張り強さが大きい六角ボルトのことをいう。JISB1186では、機械的性質による等級として、F8TおよびF10Tを規定している。
詳しく見る溶鉱炉(高炉)で高熱を加えて鉄鉱石を溶解還元し、酸素や他の不純物を除去してつくられる鉄鋼。溶銑主体で鉄くずをほとんど使用しない製造法のため、高純度で良質の高張力鋼などが得られる。電気炉(電炉)で鉄スクラップを溶解して製造される電炉鋼もあるが、高炉鋼に比較して不純物を多く含み、溶接性能が劣る。「高炉品」「高炉物」ともいう。
詳しく見る高炉で銑鉄を製造する際に生じる副産物(スラグ)にポルトランドセメントを配合した金剛セメントの高炉鉱滓の含有量によって、A種(5〜30%)、B種(30〜60%)、C種(60〜70%)の3種類に分けられる。初期強度は低いが長期強度があり、海水などに対する抵抗性があり、耐熱性も大きいため、ダム、河川、湾岸工事などの土木建築工事に用いられることが多い。「スラグセメント」ともいう。
詳しく見る水密性・気密性を確保するため、サッシ回り、カーテンウォールのすき間、コンクリート打継ぎ部、壁式プレキャスト鉄筋コンクリート部材のジョイントなどに充てんするパテ状の材料。シーリング材と同義で用いられる場合と池性コーキングの意味で用いられる場合がある。
詳しく見る屋上部のアスフアルト防水層を押えコンクリートで保護する際、屋上周囲に設けた目地に詰める緩衝材の総称。熱膨張により押えコンクリートが立上り部の防水層を押し上げ、ふくれを生じさせたり、防水層を破損させたりするのを防止するため。
詳しく見るコンクリートの打ち込み後、相当時間が経過して硬化し始めた層の上に次の層が打ち継がれることで生じる不連続的な接合面。材料コンクリートの運搬時間がかかりすぎることによる作業の中断や、打設順序が適切でないなどの理由から発生する。付着性が悪く、コンクリートの構造上の欠陥となる場合が多い。
詳しく見る国土交通省が所掌事務について、所管の機関や職員に通知する文書。建築基準法施行令の条文や告示、建築基準法に適合しない材料や工法のうち、国土交通大臣が特別に認めたものについて、特定行政庁が統一的に運用するために出される文書など。
詳しく見る複数の都道府県に営業所を設置し、営業を行う者が受ける建設業法における許可。5年ごとの更新が必要で、工事業種別に許可を受ければならない。単に「大臣許可」ともいう→都道府県知事許可業者→都道府県知事許可業者
詳しく見る電力と熱の併給システムのひとつで、発電と同時にその排熱を利用する。燃料から得られる熱を電力に変えると同時に、燃焼時に発生する蒸気、熱水を暖房・給湯などに利用して省エネルギー効果を高めようとするもの。常時、熱を必要とする病院、ホテル、スーパ一マーケット、スポ一ツセンタ一、山間、離島のリゾート施設などで積極的導入が見込まれる。
詳しく見る左官材料、モルタルなどの塗り材料を乗せて手元に置くための30cm角程度の板。鏝板の上で塗り材料を軽くこね返してから鏝に受けて塗る。左手で持ちやすいように柄や握りが付いて。
詳しく見る外力に対し抵抗できるように端部を支点として固定したもの。橋桁のような長い構造物は、四季の温度変化による伸縮に対応するため、一端を固定し他端を動くようにしてある。→可動端
詳しく見る金鏝または木鏝でモルタルやコンクリート面を仕上げること。塗り材料の硬化進行に合わせて仕上げを金錢で3回行うことを金錢3回押えなどといい、回数が多いほど表面が平滑となり良い仕上げとなる。
詳しく見る矩形またはそれに近い形の断面を持つ石・れんが・木材などにおいて、長手方向の狭いほうの面をいう。割栗石を敷き並べる際に、小径の小端を下にして立て並べることを小端立てという。→小口
詳しく見るお互いに接する構成部材の間に装着し、気密性や液密性を保たせるために用いるゴム製のシール材。各システムを安定稼動させるために用いられる。運動用に使用されるシールのことをパッキン(packing)といい、それに対して、静止用は「ガスケット」(gasket)と呼ぶ。
詳しく見る移動式の門型クレ一ンの一種。揚重能力やスパンが非常に大きなものをいう。プレキャストコンクリート部材の製造工場や現場における鉄筋加工場、造船所などで使用される。
詳しく見る打ち放し仕上げをするコンクリートを打ち込む型枠として使用する厚さ12〜24mmの合板。日本農林規格(JAS)では、塗装またはオーバーレイを施したものもある。接着の程度はー類が要求されている。
詳しく見るコンクリートの圧縮応力を調べるための試験。圧縮強度試験、割裂引張試験、静弾性係数試験があり、大気養生の供試体の圧縮強度試験、アムスラ一(圧縮試験機)を用いた水中養生が一般的に行われる。
詳しく見るコンクリート中に少量だけ混入し、初期強度の増大やワーカビリティの向上など、コンクリートの性質を改良するために用いる物質。AE剤、減水剤などがある。容積計算に組み入れられるほど使用量が多いもの(例:フライアッシュなど)は「混和材」という。
詳しく見るテストピースの採取や構造物の破壊を伴わずに固まったコンクリートの強度を測定する非破壊試験機械。内包されたバネの反力を利用してコンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を測定する。「シュミットハンマー」ともいう。
詳しく見る既製コンクリー卜杭と基礎スラブとの接合において、杭中空部に鉄筋かごを配置してコンクリートを打設する際、杭穴をふさいで杭の中空部にコンクリートが入らないようにするふたの役割を果たす板。
詳しく見るコンクリートを破壊することなく、圧縮強度の推定やひび割れ・欠陥・鉄筋の付着状況などを、機械的、音響的、電気的な方法により検査すること。シュミットハンマー法、超音波法、共振法、鉄筋探査法などがある。
詳しく見る依頼に基づいて発注者に代わり、品質・コストを満足した建物を工期内に完成するよう、建設活動を一元的に管理、調整する者。「CMR」ともいう。→コンストラクションマネジメント
詳しく見る建築物の屋上や中間階に仮設の梁やフックを取り付け、それにワイヤーロープをかけ、巻き上げ機械を操作して昇降させる簡易吊り足場。建築物の外壁や窓の補修、清掃、塗装などに使用する。
詳しく見るゴンドラ安全規則の略。労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)の規定に基づいて、ゴンドラの製造・設置・使用・検査などについて規定したもの。昭和47年9月30日労働省令第35号。
詳しく見る下部に付いた平板を上下小きざみに振動させ、土の中に含まれる空気を押し出して地盤を締め固める機械。小型で軽量のためローラ一の使えない場所の締固めに適し、また砂質土、礫に適している。
詳しく見るコンクリート、骨材、士砂などを運搬するベルト式の運搬用装置。台車の上で回転させる輪状のベルトの上に運搬物を載せて移動させるベルトコンベアーと、バケット(バケツ)をチェーンあるいはベルトに取り付けたバケットコンベアーとがある。
詳しく見る正式には「コンベクター・ヒーター」といい、温水や蒸気を熱源とする暖房で用いる放熱器の一種。銅板もしくは銅板製のフィンを付けたコイルをケーシングの中に納め、自然対流による熱交換を行う。送風機を内蔵したものを特に「送風型コンベクター」と呼ぶ。
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