建設・クレーン工事現場で使われている専門用語用語をまとめました。
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アーク溶接作業中、母材の溶接部以外に瞬間的にアークが飛ばし直ちに切ることで生じる欠陥。急冷硬化によって母材を傷めるおそれがあるので注意が必要である。
詳しく見る母材と呼ばれる溶接対象と電極(溶接棒、溶接ワイヤ、 TIG トーチなど)、または2つの電極間に発生するアーク放電の熱を利用して行う溶接。電極自身が溶けて溶着金属となる消耗式(溶極式)と,別に溶加材を必要とする非消耗式(溶極式式)がある。
詳しく見る接地のこと。電荷を地中に逃がし、過電流が電気機器に流れ込むのを防ぐ。漏電時の感電防止、通信・弱電機器の安定動作用、避雷設備用(外音闘雷保護用)、保護継電器の基準電位の提供等などに使われる。
詳しく見るグラウンドアンカー工法。高強度の引張り材を不動地盤に定着させ、プレストレスを与えることによって法面や斜面の安定を図る工法。斜面安定、構造物の転倒・浮き上り防止・仮設山留め・土留めなどに用いられる。
詳しく見る振動・騒音の絶縁装置。免裳構造において、基礎構造物と上部構造物の間に入れて地震力を吸収する役割を果たすもの。積層ゴム系のものとすべり系の2種類があり、ダンパー機能を兼ね備えているものもある。
詳しく見る周囲地盤を残して根切り底の中央部の基礎や地下室をつくり、切りばりで山留めして周囲を根切りする工法。根切り面積が広く,根切り深さがある程度浅い場合に適し、敷地ぎりぎりまで構造物を構築できるメリットがある。
詳しく見る降雨中の野外でも裸点灯できるよう、外球に耐熱性の硬質ガラスを採用した投光用電球。アイランプホルダと組み合わせることで機動性のある投光照明ができる。工事現場の照明、看板、広告塔など、幅広く用いられる。
詳しく見るトラッククレ一ンや高所作業車、コンクリートポンプ車などで、車体から腕のように張り出して設置させることで吊り荷による転倒を防止する装置。作業時に油圧または手動で送り出す構造となっている。
詳しく見る防錆のため亜鉛めっきを施した鋼板。「トタン板」ともいう。JIS には溶融亜鉛めっき鋼板として規定されている。軽量で耐候性に優れ、屋根材、外装材として広く用いられる。平板、波板、コイルに大別され、標準厚さは0.25〜3.15mmまである。
詳しく見る鉄筋に防錆・防食のため亜鉛めっきを施したもの。鉄筋コンクリート造において、骨材に含まれる塩分量が高く、普通鉄筋では耐久性が確保できない場合に使用する。
詳しく見る近づきやすさ、利用しやすさ、などの意味を持つ英単語で、地の利の良さ、利用しやすさ、便利さなど、建物の利用のしやすさをいう。身体障害者の建築物への出入りのしやすさなど、建築物内外のバリアフリーの度合いなども含まれる。「接近性」ともいう。公共建築物の立地条件としては特に重要。
詳しく見る太陽電池や反射鏡を屋根などに設置し,太陽熱を温水に変えて蓄熱槽にため,暖房や給湯に利用する住宅形式のひとつ。ヒートポンプの使用により冷房も可能。→パッシブソーラーハウス
詳しく見る契約のこと。コントラクト (contract) とほぼ同じ意味として使われることが多いが、厳密にはもっと広い概念を含んでいる。約款、取り決め、基準類などの総称として用いる場合もある。
詳しく見るワイヤーロープの中心である心に、天然繊維や合成繊維を使用したもの。なかでも黄麻(ジュート)、マニラ麻、サイザル麻が主として使用されるため、繊維心のワイヤーロープを「麻心」という。軟らかいので玉掛け用によく用いられる。→共心
詳しく見る建設工事を行う際に設けられる仮設の作業員通路、作業床、材料・部品などの支持台の総称。鋼製のパイプなどが使われることが多く、使用目的によって屋根工事や外装工事などを行うための外部足場、天井足場などの内部足場、鉄筋足場などに分類される。「足代」ともいう。
詳しく見る炭化水素を主成分とする暗褐色ないし黒色をした固体または半固体の結合性のある物質。石油が天然に蒸発して産する「天然アスフアルト」と、石油精製の残滓として生じる「人造もしくは石油アスファアルト」がある。両者とも種類が非常に多く、道路舗装、防水工事およびアスファルト製品の製造、絶縁、塗料などに用いる。JIS K 2207。
詳しく見るアスフアルトに石渡繊維などの鉱物粉末や合成ゴムを加えて作られたコーキング材。アスフアルト防水層の貼り終わりの小口端部などに使用する。
詳しく見る揮発性溶剤でブローンアスファルトを溶かして鉱物粉末などを加え、へら塗りのできる軟度をもたせたもの。シーリング材として防水層端部やドレン回りに用いられる。「マスチック」ともいう。
詳しく見るストレートアスファルトの天然繊維を主原料にしたフェルト状の原紙に浸透させたもの。木造の屋根・外壁の下地、アスファルト防水層などのほか、防水・防湿・防食を必要とする多用途に使用される。JIS A 6005。
詳しく見る揮発性溶剤でアスファルトを溶いたもの。アスファルト防水層をコンクリートなどの下地へ密着させるために塗布する下地処理剤。はけ塗りやスプレーガンに適した粘度をもつ。単に「プライマー」と呼ぶこともある。
詳しく見る厚いフェルト状の原紙にアスファルトを浸透させ、アスファルト防水に使用する建築用の防水材料。表面に雲母の細粉などを付着させたもの。 JISA6006、JASS8 。→ルーフィング
詳しく見る矩形における長辺と短辺の比率のこと。建物の場合、柱スパンに対して軒高が4倍(アスペクト比4) を超えると塔状建物となり、構造計算の条件がより厳しくなる。
詳しく見る査定、評価の意味をもつ英単語。ある事象を客観的に評価すること。ある行為の及ぼす影響を事前に予測・評価する場合に用いる。環境アセスメントとテクノロジ一アセスメントがあり、「アセス」と略した場合は特に前者のことをいう。→環境アセスメント、テクノロジ一アセスメント
詳しく見る無職の可燃性ガスで、燃えると強い光と熱を出す。ガス切断やガス溶接に用いる。略して「アセ」ともいう。カーバイド(炭化カルシウム)に水を加えることで得ることができる。
詳しく見る圧延によって成形されたH形、I形等の断面を持った構造用鋼材の総称。高温または常温の鋼塊を回転するロールで成形する。I形鋼やH形鋼は高温の熱間加工で、軽量形鋼は冷間加工で成形される。
詳しく見るコンクリートポンプによって圧送し、型枠内に送られるコンクリート。圧送を行うには「コンクリート圧送施工技能士」の資格が必要とされる。圧送に先立ち富調合のモルタルを圧送して、配管内部の潤滑性を保ち、コンクリートの品質変化を防止する必要がある。
詳しく見る土が長い時間をかけて排水しながら体積を減少させる圧密現象により、地盤面が下がる現像のこと。盛土や構造物などの荷重の作用により、透水性の低い粘性土や軟弱地盤に見られる特有の性質。→不同沈下
詳しく見る本米は古代ロ一マ都市の住宅における天窓をもつ中庭のこと。明かり取り用の天窓をもつ中庭で、高層建築において吹抜けの最上部をガラス張りとした大規模なものも現れている。
詳しく見る(1)PC鋼材を緊張するときに生じる水平反力を支えるための台座のこと。プレテンション方式を用いたプレストレストコンクリートにおいて用いられる。
(2)アーチの両端を受ける台。「迫台」ともいう。
(3)橋の上部工を支える橋台。
詳しく見るせん断補強のために鉄筋コンクリート構造の梁部用にいられる補強筋。梁の主筋に直交し、それを巻くようにして配筋される。一定間隔で配置し、主筋位置を固定する役目も果たす。「スターラップ」ともいう
詳しく見る切断面同士を突き合わせて溶接する鉄線や棒鋼の接続に使われる。接合部が適度な高温になったときに強い圧力を加えて接合する。→突き合せ溶接
詳しく見る2枚の板ガラスの間に透明なプラスチックの薄膜をはさんで密着させたもの。割れてもガラスが飛散せず、物が貫通しにくい性質をもつことから安全なガラスといわれる。防弾ガラスはこれを多層に組み合わせたもの。JASS17。
詳しく見るドリルであけた穴に差し込まれた金物が中で開き引抜きに抵抗する仕組みを持つ、ボルトやピスを取り付けるための筒形の受け金物。石やコンクリート面に用いられる。
詳しく見る鉄骨工事でアンカーボルトの引き抜き抵抗を大きくするために取り付ける鋼製のプレート。ベースプレートをコンクリートに締め付けたアンカーボルトが引き抜けるのを防いだり、アンカーボルトを固定するために用いる。アングルなどで組んだものは「アンカーフレーム」ともいう。→アンカーボルト
詳しく見る木構造や鉄骨構造では、コンクリートの基礎部分に埋め込まれたアンカーボルトを土台または構造躯体の底部に貫通させてナットで締め固められる。→アンカープレート
詳しく見る鋼材の一種で、断面形状がL形をした山形鋼のこと。二辺の長さと厚さが等しい等辺山形鋼と、二編の長さと厚さが異なる不等辺山形鋼の2 種がある。JISG3192 。
詳しく見る法で定める業種および規模の事業所ごとに設ける委員会。労働者の危険防止など安全にかかわる事項について審議し、月1回以上開催しなければならない。建設業などについては、常時50人以上自社の労働者を使用する事業所について設置が義務づけられている。労働安全衛生法1第7条、同施行令第8条。→安全衛生委員会
詳しく見る安全委員会と衛生委員会の両者の機能をもつ委員会。労働者の安全および衛生にかかわる事項について審議し、法に基づき安全委員会と衛生委員会をともに設置しなければならない場合、それに代えて設置できる。開催回数、委員の構成についてはいずれの委員会も同じである。労働安全衛生法第19条。
詳しく見る労働安全衛生法・同施行令および同規則に基づき、労働災害の防止、労働者の安全の確保および健康の維持とともに、快適な作業環境づくりに取り組むこと。建設業者は安全衛生管理部署を本・支店に設置し、現場での指導やバトロールと同時に、現場においても安全衛生管理の組織体制を整え、管理を行っている。単に「安全管理」ともいう。
詳しく見る複数の下請工事の混在作業によって生じる労働災害を防止するために特定元方事業者(元請)が設置・運営する協議組織。安全計画・安全目標の決定、安全パ卜ロールなど防災対策の具体策の決定、安全作業のための連絡等を行うため、関係下請業者と元請が協力して定期的に開催する。労働安全衛生法第30条、同規則第635条。
詳しく見る労働安全衛生法において、一定の業種及び規模の事業場ごとに選任される安全管理の責任者。関係法令で資格要件や戦務内容が定められている。建設業の場合、常時50人以上の作業員が働く事業場に選任が義務づけられている。
詳しく見る高所で作業を行う場合に、転落などを防止するため着用する命綱付きベルトのこと。厚生労働省告示により規格が定められている。「命綱」ともいう。2019年2月1日の改正労働安全衛生法施行令の施行に伴い、正式名称が「墜落制止用器具」に変更された。
詳しく見る墜落による危険防止対策として水平に張る網(ネット)のこと。足場を設けられなかったり、開口部に手すりなどを設けられない場合に設置する。網地、網編みなどの太さ、大きさ、強度などによって安全性が左右される。
詳しく見るガス、蒸気、液体などの容器または配管内の圧力が規定の最高圧力を超えるのを防止し、安全を確保するための弁。圧力が規定値以上に上がると自動的に弁が開いて中の圧力を出し、再び規定の圧力まで下げる。JISB8210。
詳しく見る情報・通信・電力用の配線をタイルカーペットの下に行うこと。テープ状のアンダーカーペットケーブルを床面とタイルカーペットの間に敷設することにより、安価で柔軟な配線ができる。
詳しく見るコンクリートにプレストレスを現場でかける方式の一種。防錆と摩擦低減を兼用した材料を塗った PC鋼材をコンクリート打設前にセットし、コンクリート打設後にPC鋼材を緊張する方式。略して「アンボンド工法」ともいう。→ボンド付きポストテンショニング方式
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